Digestive Disease
消化器・胃腸の疾患
Functional Dyspepsia
機能性ディスペプシア
What It Is
機能性ディスペプシアとは
機能性ディスペプシア(FD)は、胃の痛みやもたれ、早期満腹感などの症状があるにもかかわらず、胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)で明らかな異常が見つからない病気です。
「検査では異常がないのに症状が続く」ことが特徴で、近年では非常に多くの方にみられる疾患です。
特に以下のような症状が続く場合は、機能性ディスペプシアの可能性があります。
食後すぐにお腹がいっぱいになる
胃もたれが続く
みぞおちの痛みや不快感
胃のむかつき、吐き気
食欲不振
Symptoms
症状のタイプ
機能性ディスペプシアは大きく2つのタイプに分けられます。
② 心窩部痛症候群(EPS) | ② 心窩部痛症候群(EPS) |
少なくとも週に2日、以下のいずれかの症状がある。
| 少なくとも週に1日、以下のいずれかの症状がある。
|
これらが混在することも多く見られます。
Causes
機能性ディスペプシアの原因
機能性ディスペプシアは、ひとつの原因ではなく、複数の要因が関係しています。
① 胃の運動機能 の低下
胃の動きが悪くなることで、食べ物がうまく排出されず、もたれや膨満感が生じます。
② 胃の知覚過敏
通常では感じない刺激にも敏感になり、軽い刺激でも痛みや不快感として感じてしまいます。
③ ストレス・自律神経の乱れ
精神的ストレスや生活リズムの乱れにより、胃の働きが低下します。
④ 胃酸の影響
胃酸に対して過敏になることで、みぞおちの痛みを感じることがあります。
⑤ ピロリ菌感染
過去または現在のピロリ菌感染が関与しているケースもあります。
Examination
機能性ディスペプシアの検査
機能性ディスペプシアは「除外診断」が重要です。つまり、他の重大な病気がないことを確認する必要があります。
胃カメラ(胃内視鏡検査)
以下の病気を除外するために行 います。
胃がん
食道がん
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
逆流性食道炎
当院では、鎮静剤と鎮痛剤を使用した苦痛の少ない胃カメラ検査を行っており、「眠っている間に終わる」検査が可能です。
Treatment
機能性ディスペプシアの治療
症状や原因に応じて、複数の治療を組み合わせて行います。
薬物療法
胃の動きを良くする薬(消化管運動機能改善薬)
胃酸を抑える薬(PPI・P-CAB)
漢方薬
抗不安薬・抗うつ薬(必要に応じて)
生活習慣の改善
食べ過ぎを避ける
脂っこい食事を控える
規則正しい食生活
睡眠の質を改善
ストレスコントロール
Recommendation
受診の目安
以下の症状がある場合は、当院までご相談ください。
胃の不快感が続いている
市販薬で改善しない
食事がとれないほどつらい
体重減少がある
40歳以上で初めて症状が出た
特に、重大な病気を見逃さないために胃カメラ検査が重要です。
当院は、消化器内視鏡専門医による丁寧な診療の元、苦痛を最小限に抑えた鎮静下での胃カメラ検査が可能です。プライバシーに配慮した診察室で丁寧でわかりやすい説明を心がけています。
機能性ディスペプシアは「異常がない」と言われても、胃もたれや胃痛、早期満腹感などのつらい症状が続く病気です。当院では、患者様一人ひとりの症状に寄り添い、最適な治療をご提案いたします。
まずは、重大な病気が隠れている可能性もあるため、胃カメラ検査による正確な診断が重要です。
胃やみぞおちのあたりの不調にお悩みの方は、是非お気軽にご相談ください。